環境への取り組み Environmental Initiatives

  • 07
  • 09
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15

「脱炭素」目標達成に向けた進捗状況

当社は環境方針の基本理念に「大地への愛 人間への愛」を掲げ、作業所において騒音対策、振動対策、水質汚濁防止対策などを実施しています。また、作業所から排出される廃棄物の削減、循環型社会を目指してリサイクル率の向上や生態系保全に努めてきました。世界的な解決課題である気候変動などの環境問題についても、重要な経営課題と捉え、温室効果ガスの排出量削減を目指す「脱炭素化」に取り組んでいます。
2030年度までに施工段階におけるCO2排出量を40%(※1)削減し、2050年度までにCO2排出量を実質ゼロとすることを全社目標として設定し、CO2削減活動を継続しています。CO2排出量は、工事量や工種工法により大きく変動するため、目標値として「施工高1億円あたりのCO2排出量」である原単位(t-CO2/億円)を採用しています。
施工時の工夫や技術開発など様々な取り組みを通して、「脱炭素化」を実現する具体策にスピードを上げて取り組んでまいります。

※1 2012年度から2014年度の3年度平均値対比。目標値は施工高1億円あたりの排出量(原単位)で設定。

画像

社長直轄の「環境経営委員会」

「脱炭素」に向けた目標達成のため、社長を委員長とする「環境経営委員会」を設置し、傘下の各ワーキンググループにて脱炭素化に向けた取り組みを組織横断で進めています。
委員会では、委員長である社長の出席のもと、各部門の目標達成に向けた進捗状況の報告や課題の洗い出し、脱炭素に関連した技術開発や関連する法令・認証制度等についての情報共有を行っています。

画像

工事で使用する電力に「CO2フリー電力」を導入

エネサーブ株式会社から「CO2フリー電力」を調達し、全国の土木・建築の作業所でその導入を推進しています。同社と仮設電気供給に関する基本契約を締結しており、作業所で使用する電力に関しては、原則としてCO2排出係数がゼロの「CO2フリー電力」を導入しています。エネサーブ株式会社はトラッキング付非化石証書を用いて、再生可能エネルギー100%の電気を供給しています。

2022年度以降着工の建築工事、2023年度以降着工の土木工事に関しては、導入可能な作業所において「CO2フリー電力」を100%導入しています。

今後も更に再生可能エネルギーの導入拡大等の取り組みを通じて、施工段階におけるCO2排出量の削減を進めてまいります。

電動・ハイブリッド重機と軽油代替燃料の活用

建設現場におけるCO2排出源の一つである建設機械で使用する軽油の削減に取り組んでいます。電動・ハイブリッド重機の利用、軽油代替燃料の活用を積極的に推進しています。
電動重機やハイブリッド重機の導入により、従来の燃料を使用する重機に比べてCO2排出量を大幅に削減することができます。また、植物油を原料としたバイオディーゼル燃料をはじめとする各種の軽油代替燃料の試用・検討も行っています。
このような取り組みの拡大により、建設現場におけるCO2排出量の削減に貢献し、環境への配慮と持続可能性を重視した技術革新を通じて、建設業界のエコフレンドリーな未来を実現することを目指しています。

電動重機(ボルボ建機)
電動重機(ボルボ建機)

※注意:本文中に記載しているCO2排出量データは、scope1・2を集計したものです。scope3は、含んでいません。

環境方針
環境方針